■スッテプ3 コア・コンピタンスのレベル確認
ステップ2で判定されたコア・コンピタンスのレベルを以下の方法で確認します。
・競争相手のベンチマークング
・専門家チームによる分析
また、ビジョン(将来像)※を実現するためには
・現在のコア・コンピタンスのレベルをどこまであげる必要があるか
・そのレベルを達成するためには何をすればよいか
もあわせて検討します。
※ビジョンについてはこちらをご覧ください。
(1)競争相手のベンチマークング
自社のコア・コンピタンスを競争相手の比較検討を行います。
@事務局はエクセルなどで下記の 「コア・コンピタンスベンチマーキング表」を作成します。コア・コンピタンス欄にはステップ2で判定されたコア・コンピタンスを記入してください。
【コア・コンピタンスベンチマーキング表】
Aプロジェクトメンバー全員で討議し、比較する競争相手を数社選定します。競争相手は同業他社ばかりではなく、異業種ということもありえます。
B各人が個人作業で点数(100点法)およびその理由を記入します。
C記入した表に基づいてメンバー全員で討議し、プロジェクトとしてベンチマーキング表を完成させます。
(2)専門家チームによる分析
自社のコア・コンピタンスのレベルがわかりにくい場合は、専門家によるチームを組成して分析します。例えば、自社のコア・コンピタンスがCCD技術力ならば、CCD技術者を中心にチームを作り自社のレベルを分析します。必要に応じて実施してください。
(3)必要なレベルおよびその達成方法
分析されたコア・コンピタンスのレベルについて、以下の項目を検討します。
@必要なレベル
ビジョンを実現するためには、現在のコア・コンピタンスのレベルをどれくらい上げる必要があるのかを検討します。
Aレベルの達成方法
そのレベルを達成するためには何をすればよいかを検討します。
(ステップ3終了)
■ステップ4 コア・コンピタンスの明確化
今までの分析や検討の結果に基づいて、コア・コンピタンスの下記の項目を明確にします。
・ターゲットとする顧客・市場(コア・コンピタンスが発揮できる市場)
・創出する顧客価値
・現在のコア・コンピタンスのレベル
・必要なレベルおよびその達成方法
@事務局はエクセルなどで下記の「コア・コンピタンス分析表」を作成します。
A今までの分析や検討の結果をまとめ、記入します。
表が完成したら、コア・コンピタンスの明確化は終了です。以上で「コア・コンピタンス分析」は完了です。
コア・コンピタンス分析を活用して戦略を策定する方法は、以下のマニュアルに詳しく記載してあります。
高額なコンサルティング費用を支払わないと入手できない戦略策定のノウハウを、丸ごと公開しています。ぜひ、ご利用ください。
■経営戦略策定マニュアル
第2章 コア・コンピタンンスの明確化 P29〜42
※上記マニュアルの概要がわかる
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■戦略系マニュアルサマリー(無料)
また、上場企業300社のコア・コンピタンスを分析したデータベースも提供しています。あわせてご利用ください。
■上場企業経営戦略データベース
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