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概要説明コンパニオン
ビジョンなき経営は失敗が不可避です・・・
コンサルタントの手法による経営戦略策定マニュアル

− 第4章 ビジョン(将来像)の策定 −

1.ビジョンとは
2.ビジョンの策定方法


1.ビションとは

■ビションとは

ビジョンとは、企業が目指す「将来の姿」のことです。将来が何年後なのかは自由に決めればよいのですが企業を取り巻く環境の変化が激しい昨今、10年以上先のビジョンを策定しても実現可能性が乏しくなります。よって、最近ではほとんどの企業が3〜5年後、長くても10年後のビジョンを策定するようになっています。


■ビジョンに必要な要素

ビジョンは将来の姿なので、何をどう表現しても自由ですが戦略策定上は「定性目標」と「定量目標」を示すことが必要です。

定性目標とは市場におけるポジションや対外イメージなど数値化できない目標で、定量目標とは売上高、利益率、市場シェアなど数値化できる目標をいいます。

また、ビジョンは企業の価値観を投影していることが必要なので企業理念と適合していなくてはいけません。さらにコア・コンピタンス(ビジョンの実現にコア・コンピタンスが活用できるか?)や事業ドメイン(事業ドメインから外れていないか?)とも整合していることも必要です。


■目標の種類

一般的に目標には以下の種類がります。

種類 内容
理想目標 理想的な目標
挑戦(努力)目標 現状では困難だが、努力すれば達成可能な目標
活動目標 現在の活動を続ければ達成可能な目標
安全目標 不測の事態がおきても達成可能な目標
死活(必達)目標 達成できないと存続が危ぶまれる目標

どの目標をビジョンとするかは各企業の考え方によりますが、挑戦目標をビジョンとする企業が最も多いようです。新興市場に上場しているベンチャー企業の中には理想目標をビジョンとして掲げているケースもよくあります。

ただし、あまりにも高い目標を掲げると社員が初めからあきらめてしまうことになり、また、目標大幅未達成で対外的に信用を失う可能性もあるので、極端に高い目標を設定するのは避けるべきでしょう。



2.ビジョンの策定方法

ビジョン策定のプロセスは以下のとおりです。なお、所要時間は集中して行った場合の目処(事前作業を除く)として考えてください。


ステップ 内容 所要時間
ステップ1 外部環境の分析 4時間
ステップ2 内部環境(経営資源)の分析 4時間
ステップ3 SWOT分析 4時間
ステップ4 定性・定量目標の検討 4時間
ステップ5 他社のベンチマーキング 4時間
ステップ6 ビジョン案作成 4時間
取締役会

@ステップ1は、自社の業績に影響を与える外部環境の分析を行います。

Aステップ2は、自社の内部環境(経営資源)の分析を行います。

Bステップ3は、ステップ1、2の結果に基づいてSWOT分析を行います。

Cステップ4は、中期(3〜5年)の定性・定量目標を検討します。

Dステップ5は、定性・定量目標を他社と比較検討します。

Eステップ6は、社内外に発表するビジョン案を作成します。

Fそして最終的に取締役会で決定します。



■ステップ1 外部環境の分析

ステップ1は自社の業績に影響を与える外部環境について、マクロとミクロに分けて分析します・・・

続きはPDF版をご覧ください。
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