2.マニュアルの作り方
マニュアルの作成方法は以下のとおりです。
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(1)企画を作る
@ 下記の「マニュアル企画表」を用意します。
【マニュアル企画表】
A表に従って、各項目の内容を検討し記入します。 「顧客に提供する価値」とはマニュアルが利用者に提供する本質的な価値、 「顧客が得られる具体的な成果(物)」とは顧客がマニュアルどおりに行動すれば得ることができる具体的な成果や成果物のことです。
また、価格の設定方法について、セオリーはありません。一般的には以下の方法があります。
1) 「原価+必要な粗利益」で算出する
2) 競争相手の価格を参考に決める
3) 顧客が買ってもよいと思う価格を想定して決める
それぞれの設定方法は次のとおりです。
1)「原価+必要な粗利益」で算出する
マニュアルの原価は、ほとんどが作成に要した時間経費です。計算方法は以下のとおりです。
・原価 = 時間単価×作成に要した時間
時間単価は目標年収から計算します。
・時間単価 = 目標年収÷12÷月の稼動日数÷1日の稼動時間
原価を想定販売量で割って1部あたりの原価を算出します。
・1部あたりの原価 = 原価÷想定販売部数
これに一部あたりの必要な粗利益を足せば価格になります。
・価格 = 1部あたりの原価+1部あたりの必要な粗利益
2)競争相手の価格を参考に決める
競争相手の価格を参考に決める場合の選択肢は以下のとおりです。
・競争相手と同じクオリティのものを安くする
・競争相手よりも高いクオリティのもの同じ価格にする
・競争相手とクオリティも価格も同じにする
・競争相手よりクオリティも価格も高くする
・競争相手よりクオリティも価格も低くする
自社商品のクオリティと競争状況を検討してどの価格水準にするのかを決定します。
3)顧客が買ってもよいと思う価格を想定して決める
まず、以下の4つの価格を考えます。
・高すぎるので買わない価格
・高いが買ってもよいと思う価格
・これなら安いと思う価格
・安すぎて疑わしいと思う価格
そして「高いが買ってもよいと思う価格」と「これなら安いと思う価格」の間で価格設定を行います。
【マニュアル企画表−記入例】
これでマニュアルの企画は終了です。
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