■第2セッション : 所属部署のミッション策定
第2セッションは所属部署のミッション策定です。
所属部署のミッションとは、その部署が何のために存在するかという使命(目的)を表す戦略の上位概念で、全社戦略の企業理念に該当するものです。
収益目標のない管理部門では、その存在理由や業務の目的があいまいになりがちです。明確にするためにミッションの策定を行います。
部署ミッションは下記の4つで構成されます。
WHAT |
私たちの部署の主要な業務は何か?
その業務はどのような価値を生んでいるのか? |
WHO |
私たちの部署の顧客は誰か?
(誰に価値を提供しているのか?) |
WHERE |
私たちの部署が活動する地域・範囲はどこか? |
HOW |
私たちの部署はどのような技術・ノウハウ、手法を活用するのか? |
なお、これらの要素を盛り込んで200〜300字程度の文章にしたものを、ミッション・ステートメントといいます。第2セッションではミッション・ステートメントの作成まで行います。プログラム進行役は組織の所属メンバー全員参加のミーティングを開催し、下記の項目を実施してください。
なお、第2セッション以降はすべてグループミーティング方式で行います。机の配置を下記のようにミーティング形式にしてください。
(1)第2セッションの説明
(説明用スライド:6〜8/配布資料:2の4P)
はじめに、第2セッションの説明を行います。
プログラム進行役は配布資料2(4〜10P)を配り、スライド7〜8のノートに従って第1セッションの説明を行ってくだ
(2)グループミーティングの議長選任
(説明用スライド:9)
次に、グループミーティングの議長を選任します。
議長の仕事は円滑な議論の進行および各個人の意見をグループとしての意見にまとめ上げることです。プログラム進行役はスライド9のノートに従って議長を決めるように指示をしてください。
(3)部署ミッションの策定
議長が決まったら、所属ミッションの策定を行います。
@ 部署ミッション検討表の作成
(説明用スライド:10/配布資料:2の5P)
模造紙に次ページの「部署ミッション検討表」を作成します。プログラム進行役はスライド10のノートに従って部署ミッション検討表の作成を指示してください・・・
続きは
PDF版をご覧ください。
無料のサマリー版も用意しています。ご利用ください。
■第3セッション : 所属部署のSWOT分析
第3セッションは所属部署のSWOT分析です。
プログラム進行役は組織の所属メンバー全員参加のミーティングを開催し、下記項目を実施してください。
(1)第3セッションの説明
(説明用スライド:16〜18/配布資料:3−@)
はじめに、第2セッションの説明を行います。
プログラム進行役は配布資料2−@(4P)を配り、スライド7〜8のノートに従って第2セッションの説明を行ってください。
(2)SWOT分析の実施
議長が決まったら、所属部署のSWOT分析を行います。企業組織が経営戦略を策定するためには、内部環境(経営資源)と外部環境(経営を取り巻く環境)の分析が不可欠ですが、SWOT分析はその両者を統合的に行う手法です。
SWOTとは、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat) のことで、それぞれの頭文字をとってSWOT(スウォット)と言います。内部環境分析で強み(S)と弱み(W)を明確にし、外部環境分析で機会(O)と脅威(T)を明らかにます。
具体的なステップは以下のとおりです。所要時間は集中して行った場合の目処として考えてください。
・ステップ1は、所属部署の業績に影響を与える外部環境の分析を行います。
・ステップ2は、所属部署の内部環境(経営資源)の分析を行います。
・ステップ3は、ステップ1、2の結果に基づいてSWOT分析を実施します。
各ステップの進め方は次ページのとおりです・・・
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