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HOME > 戦略編トップ > 戦略戦略ツール集トップ > バリューチェーン分析 その2
概要説明コンパニオン
次に、バリューチェーンの各活動のコスト把握と、強み・弱みの分析を行います・・・
− バリューチェーン分析 その2 −

   ■ステップ2 各活動のコスト把握
   ■ステップ3 バリューチェーンの強み・弱み分析





■ステップ2 各活動コスト把握


ステップ2は、バリューチェーンの各活動(業務)のコストを把握します。コストはバリューチェーンの各活動を担当する部署のコストで把握します。




@下記の「バリューチェーンコスト把握表」を作成します。

【バリューチェーンコスト把握表】



Aスッテプ1で作成した自社バリューチェーンの各業務を担当する部署およびその年間コストを記入します。一時的な費用はマイナスしてください。

また、一つの活動を複数の部署で担当している場合は担当部署のコストを合算、逆に一つの部署で複数の活動を担っている場合は活動の比率でコストを按分してください。

【バリューチェーンコスト把握表】


これで各活動コストの把握は終了です。

(ステップ2終了)


■ステップ3 バリューチェーンの強み・弱み分析

ステップ3はバリューチェーンの各活動(業務)の強み・弱みを分析します。強み・弱みは競争相手との比較で行います。

@下記の「バリューチェーン強み・弱み分析表」を作成します。
「バリューチェーン」欄には、スッテプ1で作成した自社バリューチェーンの各活動を、「競争相手」欄には、主な競争相手の会社名を記入してください。

【バリューチェーン強み・弱み分析表】 
活動 当社 競争相手
A社 B社
強み 弱み 強み 弱み 強み 弱み
購買
物流
製造

出荷
物流
販売・
マーケ
サービス
調達
活動
技術
開発
人事労務管理
全般
管理

・当社の強み:競争相手より優れている点
・当社の弱み:競争相手より劣っている点
・競争相手の強み:当社より優れている点
・競争相手の弱み:当社より劣っている点


A作成した表をメンバー全員に配布し、個人作業で自社および競争相手の「強み」、「弱み」を検討・記入してもらいます。強み、弱みは相対的な基準で判断してください。

【バリューチェーン強み・弱み分析表】 記入例

活動 当社 競争相手
A社 B社
強み 弱み 強み 弱み 強み 弱み
購買
物流
・サプライヤーが安定しており、関係も良好
・グループ内で共同購入システムを構築
・サプライヤーとの交渉力が弱い ・サプライヤーとの交渉力が強い ・サプライヤーとの関係が不安定
・グローバルサプライチェーンを構築
・低コスト
なし
製造 ・生産技術力が高い
・国内5ヶ所、海外3ヶ所に生産拠点を保有している
・高コスト
・アウトソーシングの活用が上手い ・生産キャパが不足
・量産技術力が不足
・グローバル生産体制が構築されいる ・国内に生産拠点がない
出荷
物流
・自前で物流インフラを保有している
・高コスト 低コスト ・物流はすべてアウトソーシング 低コスト ・物流はすべてアウトソーシング
販売・
マーケ
・営業マンの企画提案力
が高い
・販売チャネルが充実している
・広告宣伝が弱い ・仕切価格が低い
・営業の押しが強い
・量販店チャネルが弱い ・広告宣伝がうまい
・ネット販売が強い
・販売チャネルが弱い
サービス ・保守料金が安い
・出張保守が充実している
・ネットサポートが弱い ・コールセンターが充実している ・訪問保守が弱い ・ネットサポートが充実している 保守料金が高い
調達
活動
(資金調達)
・自己資本比率が高い
・メインバンクとの関係が良好

(資金調達)
・自己資
・ROEが低い

(資金調達)
・自己資・営業利益率が業界NO.1
・株式時価総額が業界NO.1
(資金調達)
・自己資
・自己資本比率が低い
(資金調達)
・自己資
・親会社の資金力が豊富
(資金調達)
・自己資
・資金は親会社に依存
技術
開発
・CCD技術力が高い ・CMOS技術力が不足 ・ユニークな商品開発がうまい ・全体的に技術力が不足 ・CCD/CMOS
技術力が高い
・国内に技術者が
ほとんどいない
人事労務管理 ・社員教育体制が充実している
・全社的に知識の共有化がなされている
・親会社からの天下りが多い
・平均年齢が高い
・個性的な人材が多い ・人材の定着率が低い ・フラットな組織構造
・中途採用で優秀な人材を
確保している
・チームワークが悪い
・人材の定着率が低い
全般
管理
・経営トップの意思決定が迅速
・目標管理制度が徹底されている
・親会社の支配力が強い ・信賞必罰が徹底されている ・過度な利益至上主義 ・成果主義が徹底されている ・過度な個人主義


B各メンバーが記入した表を持ち寄ってプロジェクトミーティングを開き、全員の意見を集約した強み・弱み分析表を完成させます。

以上で強み・弱みの分析は終了です。これでバリューチェーンのコストおよび強み・弱みが明確になりました。次ページでこれらのデータの活用方法を紹介します。



バリューチェーン分析を活用して戦略を策定する方法は、以下のマニュアルに詳しく記載してあります。

高額なコンサルティング費用を支払わないと入手できない戦略策定のノウハウを、丸ごと公開しています。ぜひ、ご利用ください。

■経営戦略策定マニュアル
・業界バリューチェーン分析 P60〜64

■効率化(BPR)マニュアル
・全社バリューチェーンの確認 P50
・部門別バリューチューンの分析 P51〜54

上記マニュアルの概要がわかる無料のサマリー版も用意しています。
■戦略系マニュアルサマリー(無料)


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