次に、バリューチェーンの各活動のコスト把握と、強み・弱みの分析を行います・・・
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− バリューチェーン分析 その2 − ■ステップ2 各活動のコスト把握
■ステップ3 バリューチェーンの強み・弱み分析
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「バリューチェーン分析」の内容をPDFにしたものを、ナレッジアーカイブより無料でダウンロードできます。
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1 | 2 | 3 |
活動 | 当社 | 競争相手 | ||||
A社 | B社 | |||||
強み | 弱み | 強み | 弱み | 強み | 弱み | |
購買 物流 |
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製造 | ||||||
出荷 物流 |
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販売・ マーケ |
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サービス | ||||||
調達 活動 |
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技術 開発 |
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人事労務管理 | ||||||
全般 管理 |
・当社の強み:競争相手より優れている点
・当社の弱み:競争相手より劣っている点
・競争相手の強み:当社より優れている点
・競争相手の弱み:当社より劣っている点
A作成した表をメンバー全員に配布し、個人作業で自社および競争相手の「強み」、「弱み」を検討・記入してもらいます。強み、弱みは相対的な基準で判断してください。
【バリューチェーン強み・弱み分析表】 記入例
活動 | 当社 | 競争相手 | ||||
A社 | B社 | |||||
強み | 弱み | 強み | 弱み | 強み | 弱み | |
購買 物流 |
・サプライヤーが安定しており、関係も良好 ・グループ内で共同購入システムを構築 |
・サプライヤーとの交渉力が弱い | ・サプライヤーとの交渉力が強い | ・サプライヤーとの関係が不安定 |
・グローバルサプライチェーンを構築 ・低コスト |
なし |
製造 | ・生産技術力が高い ・国内5ヶ所、海外3ヶ所に生産拠点を保有している |
・高コスト |
・アウトソーシングの活用が上手い | ・生産キャパが不足 ・量産技術力が不足 |
・グローバル生産体制が構築されいる | ・国内に生産拠点がない |
出荷 物流 |
・自前で物流インフラを保有している |
・高コスト | 低コスト | ・物流はすべてアウトソーシング | 低コスト | ・物流はすべてアウトソーシング |
販売・ マーケ |
・営業マンの企画提案力 が高い ・販売チャネルが充実している |
・広告宣伝が弱い | ・仕切価格が低い ・営業の押しが強い |
・量販店チャネルが弱い | ・広告宣伝がうまい ・ネット販売が強い |
・販売チャネルが弱い |
サービス | ・保守料金が安い ・出張保守が充実している |
・ネットサポートが弱い | ・コールセンターが充実している | ・訪問保守が弱い | ・ネットサポートが充実している | 保守料金が高い |
調達 活動 |
(資金調達) ・自己資本比率が高い ・メインバンクとの関係が良好 |
(資金調達) ・自己資 ・ROEが低い |
(資金調達) ・自己資・営業利益率が業界NO.1 ・株式時価総額が業界NO.1 |
(資金調達) ・自己資 ・自己資本比率が低い |
(資金調達) ・自己資 ・親会社の資金力が豊富 |
(資金調達) ・自己資 ・資金は親会社に依存 |
技術 開発 |
・CCD技術力が高い | ・CMOS技術力が不足 | ・ユニークな商品開発がうまい | ・全体的に技術力が不足 | ・CCD/CMOS 技術力が高い |
・国内に技術者が ほとんどいない |
人事労務管理 | ・社員教育体制が充実している ・全社的に知識の共有化がなされている |
・親会社からの天下りが多い ・平均年齢が高い |
・個性的な人材が多い | ・人材の定着率が低い | ・フラットな組織構造 ・中途採用で優秀な人材を 確保している |
・チームワークが悪い ・人材の定着率が低い |
全般 管理 |
・経営トップの意思決定が迅速 ・目標管理制度が徹底されている |
・親会社の支配力が強い | ・信賞必罰が徹底されている | ・過度な利益至上主義 | ・成果主義が徹底されている | ・過度な個人主義 |